初仕事

1,2日と仕事。
9年は同じ病棟で働いているが、整形病棟であり、重症患者となれば本院に送るので
亡くなる患者さんの数も少ないし、そんな患者さんをなかなかお世話する機会がない。

久しぶりにそんな患者さんのお世話を元旦からすることになった。

こちらでは老衰の患者さんの末期には、体位を換え、口腔清拭などの安楽の援助ぐらい。
点滴もしません。
ご飯、水分が経口からとれない、あと全身状態からDrと家族と相談して
安楽の援助として、モルヒネの定量持続投与になる。

少しでも長く一緒に居たかったのか、今回の患者さんの家族は、最後までモルヒネを使いたがらなかった。

日本ではできる限りの延命をするけれど、こちらでの老衰での亡くなり方はほんと安らか。
身体もきれいし、日本ではこんな患者さんをあんまり見れなかった。

元旦の午前中にはもう血圧、脈は触診できなかった。
それでも名前を言うと返答できる。
日本ではここでがんがん輸液も行くから、ある程度バイタル的には戻るだろうが、
何もしない状態で、いつどうなるかという経験があんまりないので、いつ家族に連絡するかの判断が難しいと思った。
でもその時点で家族に電話して状況を説明し、早めに家族が来る事となった。
その日はお昼の3時半で仕事が終る。
帰るまでも患者さんは、午前中と状況は変わらず。

家に帰ると、うまく家族に説明できたろうか?私の英語の対応でも、家族への不安が少しでも軽減できただろうか?と現地人じゃないだけに、100パーセント自分に納得をもてない。

2日目の朝、病棟に着くと、患者さんの家族がいた。
朝早くになくなったらしいが、家族は夜9時に家に帰り、死に目にはあえなかったらしい。
残念だったことを伝えると「それでも、昨日早めに連絡してくれて、よかったわ、ありがとう。」と言ってくれた。

現地人の100パーセントにはおいつかないけれど、こんな感じでできることを一生懸命やっていきまする。
[PR]
by noranorabrighton | 2010-01-04 18:58 | 職場 | Comments(2)
Commented by ゆかり at 2010-01-07 13:45 x
そうなんだ~。イギリス式の見送り方の方がいいなぁ。
日本はのらさんの頃とあんまり変わりないよ。
やりながらいつも考えちゃう。

海外で母国語でない言葉で仕事をするって大変だと思う。すごい事よ。
でも気持ちは絶対伝わっていると思う。
Commented by のら at 2010-01-07 18:01 x
こんにちわ。ありがとうございます。そうなんですよ、安楽一番なんですよ。もちろん延命が必要な患者さんにはいろいろするけれど。日本の時は、違和感があったのかもしれないけれど、延命が普通だったけれど、こっちで働き出してから、いろいろ考えさせられたかも。
日本で現役ナースなんですか?日本は日本で大変な事がいっぱいですよね。お互いがんばりましょう~!!
<< 初雪 新年となりました >>