あとを追う。

年老いた老夫婦が、同じ時期に調子を悪くすることがあったりする。

先週の金曜日に入院を受け持った、患者さんPさんがそうだった。
89歳の女性、彼女の状態も良くはなかったがが、我が病棟に来るなり、
他病棟に入院している夫の見舞いに行きたいという。
かなりせっぱつまった様子だったので、ポーターを呼んで、車椅子に座ってお見舞いにいってもらった。

土曜日にPさんの夫は亡くなった。
それからである、「何も治療はうけたくない、夫のところに早く行きたい。」と言い、
急に生きるのをあきらめた感で、食事もほとんどうけつけなくなり、トイレにも起き上がれなくなった。

火曜日には、彼女の意思が尊重され、内服治療もほとんど中止になり、
安楽メインの看護となった。

金曜日も彼女の担当となった。家族総出でPさんを見守っている。まだ意識ははっきりしていて
子供たちが「お母さん、愛してるよ。」Pさんも「私も愛しているよ。」というやりとりが聞こえてきて
なんだか泣けてくる。
Pさんが世を捨てたいと娘に言うと、娘は「いいよ、いつでもいき!」と言ったとおしえてくれた。

息子さんはホリデーにいっていたが、土曜日の夜8時に病院に到着、その2時間後に
Pさんは亡くなった。

オードリー(昔ホームステイしていたところのおばあちゃんで友達だった)も自分の死に方を
自分で選択して亡くなった。

悲しいけれど、自分の最後を自分で選択、家族、医療側のサポートも得れるって
理想だな。
でもこれはボケてたら難しいけれど。

こっちは遺書を若い時から作っているのは普通。
私もそろそろ作ったほうがいいなと思い始めた。
[PR]
by noranorabrighton | 2013-07-01 03:06 | 職場 | Comments(0)
<< スポーツデイ 小耳にした話やら >>